砂糖を傷口に塗ると怪我が治る驚きの理由

健康維持の方法
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ふとした瞬間に思わぬ傷を負ってしまい、その日はブルーな気持ちになってしまう。できるだけ早く傷口を治したいところなのだが、調味料に使われる砂糖が怪我を治すという。どういうことなのだろうか?

傷口には砂糖を塗るとよい。アフリカでは砂糖で傷口を治す民間療法があるのだが、最近になってこの行為に医学界も注目をし始めている。アメリカやイギリスでも取り入れられている療法だ。

砂糖を傷口に塗る治療法とは

お菓子やコーヒー、料理などで砂糖は大活躍をする食品。砂糖による傷口治療が医学界で注目をされている。

ジンバブエの貧困地帯に住む人は、傷口を負ってしまったときに「傷口には塩を塗る」民間療法を行っていた。

しかし、傷口に塩を塗ると激痛が走るため村人たちは苦痛を感じていた。そこで、塗りこんでも塩ほど痛くならない砂糖を塗る人が増えていったのだ。

時には塩を塗ったり、時には砂糖を塗ったり。そこでジンバブエ人のムランドゥという人物が気づいた。「塩よりも砂糖のほうが傷口が早く治る!」。

ムランドゥ氏は、1997年からイギリスの国民保健サービスの看護師として働き出すのだが、イギリスでは傷治療に砂糖が使われていないことに驚いた。

それ以来、砂糖で傷口を治療する方法についてウルヴァーハンプトン大学で研究を続けている。

メモ

傷が治る仕組み

A
傷口から血を止めるために血小板が集まる

B
白血球が傷で死滅した組織や細菌を除去

C
コラーゲン細胞が集まり傷口を修復

D
表皮細胞が集まり、かさぶたで傷口をふさぐ

一般的に傷口を治す時には消毒液を使用する。しかし、消毒液は悪い菌を攻撃すると同時に、良い菌の細胞まで攻撃をしてしまうものがあるため、消毒液を使うことで傷の治りが逆に遅くなる場合がある。

空気中には多くの菌が漂っているため、菌をゼロにすることは難しい。

そのため、水で傷口を綺麗に洗い流すだけでも効果はあり、大丈夫だといわれているのだが、気になる場合は病院に行き治療をしてもらうと安心だ。

簡単な砂糖を使った傷口治療方法

では、どのように砂糖を使うと良いのだろうか?

簡単だ。傷口の上に砂糖を塗り、砂糖の上から包帯などで押さえるだけ。

メモ

A
傷ができる

B
砂糖を傷口に塗る

C
包帯などで砂糖ごと押さえる

なんで、砂糖で傷口が治るの?

砂糖には傷口を治す力があるとわかったのだが、具体的にはどのような作用があるのだろうか?

実は、顆粒状の砂糖が傷口付近の湿気を全て吸収し、細菌が繁殖しづらい環境を保ってくれる効果がある。

傷から菌が繁殖すると治りが遅くなったり、悪化をしてしまう恐れがあるのだ。しかし、砂糖の力が「抗生物質」の役割を果たしていた。

ちなみに、最近ではかさぶたを作らない方が良いと言われている。

怪我をすると早くかさぶたを作った方が良いと言われていたのだが、現在では乾燥させずに傷口を湿潤状態に保つことで、かさぶたが作られず皮膚の組織がスムーズに再生する。

その結果、傷口が残らずに綺麗に早く治るとされているのだ。

「傷の治療に砂糖が有効なのは事実で、よく知られています。塩の場合と同じように、砂糖の浸透圧が高い、つまり、砂糖の粒のなかに存在する分子の密度が高いおかげで、砂糖が接触するもののなかに入ってゆかず、反対に水を引き寄せるようになります」

問題もある傷口砂糖の治療法

砂糖の成分により細菌だけの水分を奪いながら殺菌する。ただし、勧められるケースは限られているようだ。

砂糖が高濃度で維持され、慢性的な傷を治療し始める初期の段階に限る。壊疽や炎症、感染が見られる場合だ。

また、3時間おきなど、短いスパンで砂糖を新しいものと交換する必要がある。砂糖の効力が薄れると、細菌の食料源となるリスクがあるとされているため。

砂糖を使用する治療法は発展途上国を中心に行われている。検証段階のため現時点ではもう少し様子を見ておいたほうがよいかもしれない。

まとめ 砂糖は抗生物質の役割がある

発展途上国の貧困地帯のように、まだまだ苦しい場所で暮らしている人は多い。この人たちは病院にいくお金もない。この砂糖治療は貧しい人達の救いの薬になっており、これからに期待がされている。

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