高速道路にある緑や青の流れるライトは何のため?

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高速道路は便利だ。カーブが少なく信号機がない。これで料金がなければ最高の「道」になる。多くの人が高速道路を利用しているのだが、ここ数年である異変に気付いた人はいないだろうか?

高速道路は渋滞をすると脇道にそれることもできないため、渋滞が終わるのをひたすら待つことになる。帰省ラッシュ時期には必ずといってよいほど渋滞する。

この渋滞がしやすい区間で緑や青の流れるライトが設置されていることに気付いた人はいるだろうか?むしろこの区間を通る際には気づかないほうがおかしいというほどアピールをしてくる光なのだが、これはいったい何のために設置をしてるのだろうか?

渋滞箇所に流れるライトを設置する理由

一般道路の渋滞は横道から抜ける方法があるため、場所によってはナビを駆使しながら避けることができる。しかし高速道路ではその道の特性から渋滞が緩和されるまで待つしかない。タイミングによっては数時間も待たされることもざらにある。

「8時間待ち・・・。なんのためにわたしはここにいるんだろう?」

「鉄の塊の中で僕は何思う・・・」

「ガソリンがなくなってきた・・・やばい」

「CD12曲の無限ループ!もう嫌だ!頭がー!」

待つしかないのだ。しかし高速道路ではなにもしていないわけではない。高速道路の渋滞をさせないためにあらゆる対策をとっているのだ。その1つが「緑や青の流れるライト」。

まだ全国規模で普及はしていないのだが、渋滞を緩和するために設置されたライトになる。首都高では「エスコートライト」と呼ばれ、NEXCO東日本や西日本は「ペースメーカーライト」の名前がある。動画で見るとわかりやすい。

自分が運転している気持ちになって見て欲しい。どうだろう?感じ方は人それぞれだとはおもうのだが、この流れるライトにより渋滞をしにくくなる効果がある。

渋滞が緩和される理由

2015年に首都高3号渋谷線上りの「池尻~三軒茶屋間」に設置された。問題は本当に効果があったのかということだ。

計測と調査をした結果、渋滞損実時間13%減・所要時間12.5%短縮。

それなりに効果は出ているようだ。では、「流れるライト」なぜ渋滞が緩和されるのだろうか?そこには人の心理が関係をしている。

LEDの光を進行方向に進むように点滅させるとドライバーは自分の車の速度低下を意識しやすくなるのだ。つまり光を進行方向と反対に走らせると渋滞がすぐに発生しやすい状態になる。無意識に速度を遅くするためだ。

このように視覚刺激による行動のことを「視覚誘導自己運動感覚効果」と呼ぶ。

光のライトが流れていることでその速度に近づけようとアクセルをコントロールしやすいということ。例えば上り坂だ。高速道路は一見すると平坦な道に見えるのだが、山を切り抜いて道を作っている。ある程度の勾配は存在する。

上り坂では自然と速度が落ちてしまうのだがその減速により渋滞が発生しやすい。そこで流れる光を見せることで、運転者は速度を光に合わせようとするため上り坂でも速度低下を抑える効果があるのだ。

その結果、渋滞を緩和することにつながる。

人は思わぬ場所でもマインドコントロールをされている。しかし弱点がある。クルマの速度と光が流れる速度の差が大きすぎる場合にはその効果は期待ができない。ギャップが大きすぎると人は距離をとってしまう傾向がある。

渋滞に巻き込まれたときの速度が10kmだとする。この時に100kmや80kmで光を流しても「なんだこれ?イルミネーション?」と思うだけだ。10kmの走行なら30kmほどで流さなければ渋滞の緩和には結び付きにくい。

流れるライトの機械は速度の変更ができるため渋滞の流れによって変えている。

その一方で、流れるライトで運転の気が散ってしまうとの意見もあるのだ。緑のライトが車をリードするように進んでいく。バックミラーで見ると緑の光が車を追いかけてくる。たしかに気になる。

見慣れない光を見ていると車間距離が縮まっていることに気づかずに衝突してしまう危険もある。個人的には動画の最後で目が回る錯覚のようなものを感じた。緑の光が気になって仕方がない。

流れるライト区間で事故が起きれば黄色や赤色に色を変更できる機械もあるようだ。そう考えると安全に走行を促すこともできるため便利な機械なのかもしれない。

まとめ 渋滞を流れる光で緩和する

光が邪魔だと感じる人とあったほうがよいと感じる人で意見が分かれそうなのだが、全国で普及をしていく可能性も高い。高速道路では日々、渋滞を緩和するために試行錯誤を繰り返している。

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