愛犬に舐められて腕・脚を切断する恐怖!日本の原因と対策

健康維持の方法
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ペットは人を癒してくれる。疲れた日に愛犬と遊ぶことで嫌な気持ちも解消される。ペットは家族だ。

しかし牙を向けて襲ってくるかもしれない。それは犬の牙とは限らない。恐ろしいのは犬の中にいる細菌だ。

細菌に感染すると細胞が壊死をしてしまい手足の切断を余儀なくされる恐れもある。実際に症例があるのだ。見ていこう。

愛犬に噛まれ左腕と両足を切除

事故はカナダで起きた。首都オタワに住み、4人の子供がいるクリスティーン・カロンさん。彼女は犬が好きで愛犬のシーズーを飼っていた。その日も普段と変わらぬ生活をしていたのだが悪魔は静かに近づいていたのだ。

シーズーと手綱の引き合いで遊んでいたときだ。シーズが誤ってクリスティーン・カロンさんのくるぶしに「擦り傷」を負わせてしまった。ペットと遊んだときの「あるある」話なのだが彼女は運が悪かった。

擦り傷を負ってしまったクリスティーン・カロンさんを心配するように近づいてきたのは飼っていた他の犬3匹だ。犬達は傷口を舐めて癒してくれた。話としてはほっこりするのだが問題はここからだ。

まさかこの後にあんなことになるなんて知る由もなかった。

クリスティーン・カロンさんの身体に異変が起き始める。突然、高熱と吐き気に襲われたのだ。その感覚はインフルエンザの症状に似ていた。風邪かと思い病院に向かうクリスティーン・カロンさん。

しかし目の前が歪む。フラフラする身体。ついに彼女はその場に倒れこんでしまった。意識不明の昏睡状態に陥いったのだ。

容態はさらに悪化をしていく。

指先には体組織の腐敗を示す壊死の壊疽が出始めた。彼女の身体はいったいどうなってしまったのだろうか?壊疽は侵攻をやめない。そして彼女の腕と足は完全に腐れてしまった。壊死だ。片腕と両脚を切断することになった。

6週間後に目覚めた彼女は悲しい事実と向き合うことになる。自分の左腕と両足がなくなっている姿に。目が覚めると身体の一部が無くなっている。想像もしたくないホラーだ。映画「ソウ」の世界だけにしてほしい。

医師は彼女の手に小さな傷を発見する。血液検査を行うとある感染症が判明したのだ。

カプノサイトファーガ・カニモルサス細菌の恐怖

愛犬に噛まれたことで思わぬ事態に発展したのだが、原因は細菌であることがわかった。この細菌は犬からヒトへ感染していた。

その正体は「カプノサイトファーガ・カニモルサス」と呼ばれる細菌だ。ヒトの体内に侵入する恐ろしい細菌になる。「カプノサイトファーガ・カニモルサス」は犬の唾液などに住んでいるのだが珍しくない一般的な細菌だ。

しかし人に感染することは稀になる。カナダ公衆衛生局は1976年以来に世界で報告されたヒトへの感染は200例ほどだと残してる。

頻繁に感染する危険があるとわかれば今頃、狂犬病のように対カプノサイトファーガ・カニモルサスワクチンを打つことが義務化されているはずだ。

イヌに咬まれたりすることで感染をしてしまうのだが、名前が広まっていないよいうことはそれほど重症化するケースが少ないということ。恐怖の細菌ではあるのだが過剰に怖がることはない。

尚、感染すると2日~14日経過した後に症状が見られることが多い。適切な治療を受ければ重症化を食い止めることができる。

感染を防ぐ予防対策

感染力が弱いのが救いなのだが、さらに感染のリスクを下げるために対策をしておくと安心だ。感染を防ぐには動物との行き過ぎたふれあいは極力避けるようにする。

人間も動物なのだが、人間と犬などの別種ではそれぞれ異なる進化を遂げてきた。地球の厳しい環境に耐えるためにそれぞれの道で進化を続けてきたのだ。細菌も同じだ。生き延びるために動物に寄生することを選んだ。犬の中に細菌が共存することで生きることができる。

その細菌にとって住みやすい動物はそれぞれ違う。住み心地が悪いと攻撃をはじめる。勘弁してほしい。カプノサイトファーガ・カニモルサス細菌よりも身体が弱いと注意が必要になる。

ただし過度に怖がる必要はない。感染力は非常に弱い。

メモ

・犬を触った後は手を洗う

・口移しで食べ物を与えない

・箸を食べ物の間接に使わない

・口、鼻を舐められないようにする

過度な触れ合いをしなければ感染のリスクを大きく下げることができる。

日本も例外なく感染するカプノサイトファーガ・カニモルサス

カナダ以外にもアメリカ、そして日本でもカプノサイトファーガ・カニモルサス細菌の感染症は確認されている。原因は愛犬に舐められたり噛まれたりしたことで感染しているのだ。

日本では1993年から2017年までに計93例が発症し、そのうち死亡したのは19例になる。重症しやすい人は40代以上の中高年が多く患者の平均年齢は約64歳。男女比で見ると男性の方が感染する確率が高い。

アルコール中毒の人・糖尿病持ちの人・高齢者・免疫力が低下している人はとくに発病しやすい報告がある。ただし感染しても発症しない場合も多い。データによると100万人に0.6~0.7人の発症率になる。

どちらにしても感染対策をするとよい。動物は可愛い。癒される。ペットは飼い主がいないと生きていくことはできない。ついつい行き過ぎたスキンシップをしてしまいがちなのだが、一歩下がってみることもペットのためには大切なことなのだ。

まとめ 噛まれたら消毒をする

カプノサイトファーガ・カニモルサス細菌に感染するケースは稀だ。必要以上の心配はしなくてよい。犬には狂犬病などカプノサイトファーガ・カニモルサス細菌以上に感染力を持つ病気が他にもある。

ペットに咬まれたりひっかかれた場合は傷口を洗浄し病院で見てもらうと安心だ。尚、カプノサイトファーガ・カニモルサス細菌は人から人へ移る感染例は報告されていない。

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